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ログのような何か

IS300 点検とIS300hの試乗比較

2020年式 レクサス IS300h F Sport

 

2023年2月。IS300の点検をして頂きました。

前回の1年点検時に確認してもらった、テールランプユニットからの異音なんですが、いつのまにか音が聞こえなくなるという、あるある事態。でも、結構音がしていたことは事実なので、再度入庫して確認頂きました。

 

これで分からなければ、異音が再発しないとわからないかなぁという所です。 ディーラーの整備の方にも、前回音は聞いてもらってるので、いろいろ調べて頂いたのですが、結果的には判明せず。再発するか様子見となりました。

点検はこれだけ。これではネタにならないので、1泊入庫の際にお借りした代車の話しを書きます。

 

さて、タイトルで既に書いていますけど、今回の代車は、IS300h Fsportです。 初年度登録は、2020年なのでMC直後ですね。このMC直後は、300h(ハイブリッド)に特別仕様車のModeBlack設定がありませんでした。

色はラディアントレッドコントラストレイヤリング。長い名前ですけど、要は赤です(笑) 白レザー内装でオレンジキャリパー、ムーンルーフ付き。

 

まず目を引くのは、車体カラー。さすがの有償カラーということもありますけど、とても綺麗な赤です。エレガントな感じで、これは真面目に欲しくなります。ええ。自分には似合わないことが分かっていてもです(笑)

距離計は、12000km程度。タイヤを見ると、新車時のままのようで、空気圧もちょうどうちの車と同じような状態かと思われます。これ程、乗って比較に適した状況ってあまり無いよなぁって思いながら乗りました。

 

自分ではなかなか選べない白内装。汚してしまうのが怖い所。外装の赤色に白内装は上品に見えますね。

 

ここから先は、自分のIS300(2L 4気筒ターボ 245ps)と借りたIS300h(2.5L 4気筒 178ps+モーター)の相対的な違いを中心に書きます。

 

まず、IS300hで走り始めて最初に感じたのは、ターボ車に比べて、車体の後ろ側に重さを感じること。モーターアシストにより、非常に滑らかに加速しますが、加速時だけでなく巡航時も重さを感じます。ボディ全体ではなく、下部に重さを感じたので、多分ハイブリッド用バッテリーによるものかと思いました。

これだと運転していると、相対的にフロントが少し浮いてるように感じられました。この時点では、車重は多少ハイブリッド車の方が重いだろうな、という程度に思って乗っています。ただ、運転していて常に感じられる位なので、こんなに違うもの?と思って、後ほど車検証で確認したのですけど、なるほど納得しました。

 

IS300h(ハイブリッド) 車重1710kg、 前前軸重870kg、 後後軸重840kg

IS300(ターボ) 車重1640kg、 前前軸重900kg、 後後軸重740kg

 

ターボ車に比べて、車重は70kg増し。それはそんなもんかと思ったのですけど、前後の軸重が結構違います。前後バランスで言えば、ハイブリッド車の方が良いですね。 てことは、フロントが浮いてるというより、フラットだったってことでしょうか。普段乗ってるターボ車が、結構普通にフロントヘビーなので、そのように感じたと。

 

ちなみにハイブリッド車は、カタログなんかで見ると1690kgです。車検証は1710kgですが、これはムーンルーフ装着車だからのようです(カタログに+20kgと記載してありました)。ムーンルーフって20kgもあるんだ。。。

 

普段は黒の車体なので、かなり違って見えます。赤色も良いですね。このラディアントレッドは、大変気に入りました。

 

次に、ハイブリッド車となると、個人的懸念事項になってしまうブレーキなのですけど、嬉しいことにこのIS300hでは、ほとんど気になりませんでした。ほんの少し、ブレーキ踏み始めと停止直前の動きが気になるかも?程度でした。昨年試乗した現行NX350hより、こちらの方が良かったです。

 

F Sport専用ホイールです。ModeBlackのものとは違いますが、こちらも見た目好きです。オレンジキャリパーやはり目立ちますね。

 

しばらく乗っていると、当然運転環境もほとんど同じなので、慣れも早いです。ほとんど自分の車と同じように運転し始めました(笑) そうすると、もう少し細かく気がつくことが出てきました。

 

ハイブリッド車だと、停止時は普通にエンジンが止まるので、やはり静かです。これは、普段アイドリングストップを切ってるから、余計そう思うのですけど。ハイブリッド車だからか、発進時のブレーキリリースによるクリープは弱めだと感じます。

ただ、そこからアクセルを踏み込んだ時に、モーターのトルクがギュッとタイヤに伝わる時の感触が良いなぁと思いました。クリープ弱めなので、ゼロから加速みたいに感じて、タイヤのグリップの感触が良いです。

 

モーターアシストは、やはり街中で瞬間的にちょっとトルクが欲しい時には、レスポンスが良いので、小気味よく走ってくれます。逆に高速時の踏み込んだフル加速なんかは、エンジン音の上がり方とマッチせず、ここはスポーツセダンらしく無い気がします。

 

ブレーキ時は、後ろに重さを感じるからか、前に沈んでつんのめる感じが少なくなり、フラットで安定してるように思いました。これは良い点だと思います。

ハイブリッド車の恩恵としては、他にもパドルによるシフトダウンが瞬間的なこと。私みたいなエンジンブレーキ欲しい人は、テンポ良く運転できます。まぁ、これは電気式CVTだからかな。

 

乗れば乗るほど使いやすく、街中から高速まで走って、ハイブリッド車が想像以上に良かったので、これはもう箱替えもありえる!? とか思っていました(笑)

翌日。あまりに良かったので、ディーラーに行く前に相方を乗せてしばらく走ってみました。「どうよこれ良いでしょ?」って、何故か自慢気に聞いてみた所、「うーん。ブレーキがちょっと嫌」って言われ。。。

 

えーマジですか。何が。。。 どうもブレーキの効き始めの所が、普段より急だと言うんです。ホントかよって思いつつ、何度も試すと、やっぱり言われた通りな気はする。 負けました。これで駄目なら、どうしたら良いんだと。

 

リア部は、トランクリッドのリアスポ、ディフューザー部がブラックなので、締まった印象ですね。

 

というようなことがありつつも、再度昨日の印象を確認しながら走りました。やはりIS300hは、思ってた以上に良かったです。あれこれ比較しながら乗るのは楽しかったですね。 ディーラーに到着。点検結果は、最初にも書いた通り、判明せずだったのですけど、普段のIS300に乗り替えた帰りは、また新鮮な驚きがいろいろありました。

 

ハンドリングについて、ハイブリッド車は最初に書いたフロントが浮いたような感じがすることもあるからか、切り始めに関して、ちょっとだけ鈍い感じがします。走行モードを変えたりして試したわけではなく、ノーマルで走っていて、ターボ車との違いを感じた部分です。

 

というより、ターボ車は、このハンドリングが持ち味だよなぁと思い直した次第。なかなか慣れてくると、いろいろ忘れるものですね。

 

そういうと蛇足ですけど、ウィンカー音量。以前、自分のIS300の音量を大に設定して貰ったものの、あまり変わりませんと言ってましたけど、今回乗って思ったのは、そこそこ変わってました(笑) 標準のウィンカー音量が小さくて気になる場合は、変更するのを試してみると良いかもしれませんね。